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「押すと切れるノコギリ」と「引くと切れるノコギリ」
日本の建築現場で大工が使っている鋸(ノコギリ)は、
ほぼ後者の「引くと切れる鋸」いわゆる日本の鋸です。

欧米で普及している鋸は「押すと切れる西洋鋸」
違いは加工する材料の硬さにあるようです。


わが社のオリジナルはんこにも「鋸」と「鉋」
「押すと切れるノコギリ」と「引くと切れるノコギリ」_f0170331_18121874.jpg


杉などのやわらかい木材を加工することが多い日本のようなところでは、
「引くと切れる鋸」が使われるようです。

あまり力を使わないので刃も薄くすることが出来て細かい作業が可能、
しかし刃の切れ味とある程度のコツが必要となってきます。

逆に「押すと切れる鋸」は堅い木を切る時の
強い力を受けるために刃が厚いです。

「引く」=「日本」、「押す」=「西洋」の違いについては
「引いて切る刀」と「突いて刺す剣」からという説もありますが
トルコ、イラン、イラク、ネパールも日本と同じく引く鋸らしいのですが、
これらの国って「引いて切る剣」だったのかしら?

カンナにも押す引くの違いがあり、
ヨーロッパや中国は押すタイプが多いとのことです。。



それから、日本の鋸には両側に刃が付いてる「両刃鋸」と
片側にしか刃が付いていない「片刃鋸」があります。

先日の産フェスタでの「のこぎり体験」は「片刃鋸」で
「押すと切れるノコギリ」と「引くと切れるノコギリ」_f0170331_1565880.jpg

「押すと切れるノコギリ」と「引くと切れるノコギリ」_f0170331_18241045.jpg


「両刃鋸」には刃の使い分けがあります。
目が粗い方は縦引き(木目に沿って切る)用となっていて、
もう片方の目が細かい方は横引き(木目に対して直角または斜めに切る)用となっています。

片側にしか刃が付いていない「片刃鋸」ものは横引き用が多いようです。



日本では古墳時代の出土品に鋸がはじめてみられたようですが、
小さなものを加工するためで、木材の加工に使われていたわけではないようです。

「鋸」特有のギザギザした刃の加工に技術を要することなどから、
建築現場での使用が普及してきたのは鎌倉時代とのこと。

それまではどうやって木材を加工していたかというと、
斧で樹木を伐採後、手頃な大きさにし
クサビで割ってチョウナ(クワの様な形をした木を削る道具)や
槍カンナで表面を仕上げるという方法だったそうです。

このような加工の仕方で扱いやすい「杉」や「ヒノキ」などの針葉樹が
日本では建材として好まれてきたというのも納得ですよね。

その後、大陸から二人で引く「大鋸」が入り、
木材加工の幅を広げ庶民にも板や角材が普及。

さらに江戸時代には各用途にあわせて鋸も進化し
大工技術の繁栄に大きく貢献して行ったようです。

先述の「両刃鋸」は、そのあと明治近くになってから普及したものなのだそうです。



最近では電動式の鋸が普及し、堅い木は電動、
手作業は日本のノコギリといったように使い分けされ、
海外の木工家のなかでも日本の「引くと切れるノコギリ」愛好者は多いそうです

将来的に「鋸」は「引いて切るもの」となるかもしれませんね~




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by iedukuri-n | 2013-09-05 18:44 | 住まいの情報 | Trackback | Comments(0)
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